平成20年12月10日国土交通省告示第1455号

 

かご内の人又は物による衝撃に対して安全なかごの各部の構造方法及びかご内の人又は物が

かご外の物に触れるおそれのないかごの壁又は囲い及び出入口の戸の基準を定める件

 

改正 平成21年3月10日国土交通省告示第252号

 

第1 建築基準法施行令(以下「令」という。)第129条の6第1項第一号に規定するかご内の人又は物による衝撃に対して安全なかごの各部の構造方法は、次に定めるものとする。

一 かごは、次のイからハまでに掲げる部分を除き、壁又は囲い、床及び天井で囲むこと。

イ かごの出入口

ロ 令第129条の6第四号に規定する開口部

ハ かごの壁又は囲い(床面からの高さが180センチメートル以上又は30センチメートル以下の部分に限る。)及び天井部に設ける換気上有効な開口部

二 前号のロに掲げる開口部には、かご内から開くことができない構造の戸を設けること。

三 第一号のハに掲げる開口部には、ガラリその他これに類するものを設けること。

四 かごの壁又は囲い及び出入口の戸は、任意の5平方センチメートルの面にこれと直角な方向の300ニュートンの力がかご内から作用した場合において、次のイ及びロに適合するものとすること。

イ 15ミリメートルを超える変形が生じないものであること。

ロ 塑性変形が生じないものであること。

五 かごの壁又は囲い、床、天井及び出入口の戸の全部又は一部(構造上軽微な部分を除く。)

に使用するガラスは、次のイ及びロに適合するものとすること。

イ 合わせガラス(日本工業規格R3205に適合するものに限る。)又はこれと同等以上の飛散防止性能を有するものであること。ただし、かごの出入口の戸(床面からの高さが1.1メートルを超える部分に限る。)に使用するガラスにあっては、厚さ6ミリメートル以上で幅20センチメートル以下の網入ガラス(日本工業規格R3204に適合する網入板ガラスに限る。)とすることができる。

ロ かごの壁又は囲い(床面からの高さが1.1メートル以下の部分に限る。)に使用するガラスにあっては、手すり(ガラスが用いられる部分以外の部分に堅固に取り付けられるものに限る。)を床面から0.8メートル以上1.1メートル以下の高さの位置に設けることその他安全上必要な措置が講じられたものであること。

六 かごの壁又は囲いは、その脚部を床版に、頂部を天井板に緊結すること。

七 かごの出入口の戸は、かご内の人又は物による衝撃により容易に外れないものとすること。

八 かごの床面で50ルクス(乗用エレベーター及び寝台用エレベーター以外のエレベーターにあっては25ルクス)以上の照度を確保することができる照明装置を設けること。

九 乗用エレベーター及び寝台用エレベーターにあっては、かごの天井の高さは2メートル以上とすること。

第2 令第129条の6第1項第三号に規定するかご内の人又は物がかご外の物に触れるおそれのないかごの壁又は囲い及び出入口の戸の基準は、次のとおりとする。

一 かごの出入口の戸は、空隙のないものであること。

二 かごの出入口の戸は、引き戸とすること。ただし、乗用エレベーター及び寝台用エレベーター以外のエレベーターにあっては、上げ戸、下げ戸又は上下戸とすることができる。

三 引き戸であるかごの出入口の戸は、閉じたときに、次のイからニまでに掲げるものを除き、すき間が生じないものであること。

イ かごの出入口の戸と出入口枠のすき間で、8ミリメートル以下のもの

ロ かごの出入口の戸と敷居のすき間で、8ミリメートル以下のもの

ハ かごの出入口の戸の突合せ部分のすき間で、8ミリメートル以下のもの

ニ 二枚以上の戸が重なり合って開閉する構造のかごの出入口の戸にあっては、重なり合う戸のすき間で、8ミリメートル以下のもの

四 上げ戸、下げ戸又は上下戸であるかごの出入口の戸は、閉じたときに、次のイからニまでに掲げるものを除き、すき間が生じないものであること。

イ かごの出入口の戸と出入口枠のすき間で、9.5ミリメートル以下のもの

ロ 上げ戸にあっては、かごの出入口の戸と敷居のすき間で、9.5ミリメートル以下のもの

ハ 上下戸にあっては、かごの出入口の戸の突合せ部分のすき間で、9.5ミリメートル以下のも

ニ 2枚以上の戸が重なり合って開閉する構造のかごの出入口の戸にあっては、重なり合う 戸のすき間で、9.5ミリメートル以下のもの

五 かごの出入口の戸は、安全かつ円滑に開閉するものであること。

六 かごの出入口の戸は、かごの昇降中に、かご内の人又は物による衝撃により容易に開かないものであること。

七 自動的に閉鎖する構造のかごの出入口の戸は、反転作動(人又は物が戸に挟まれ、又は挟まれるおそれがある場合において、戸の閉鎖を自動的に停止し、当該戸を開くことをいう。)ができるものであること。

八 自動的に閉鎖する構造の引き戸であるかごの出入口の戸は、150ニュートン以下の力により閉じるものであること。ただし、出入口の3分の1が閉じられるまでの間は、この限りでない。

 

附 則(平20国告1455)

この告示は、平成21年9月20日から施行する。ただし、第1第五号及び第九号並びに第2第二号の規定は、平成22年9月28日から施行する。

 

 

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